ジャーニードゥマゲッティダイビング&ネイチャーツアー

今年のGWとベストシーズン

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正直に書くと今年のGWはまだベストシーズンには早かった。
水温がまだ上がりきっていなく、風が止まりきっていなく(後半止まって来たが)、透明度がいつもの半分以下、結構濁っていた。
今年は幸いなのか?10連休だったのでいつもの常連のお客さんは来なく、いつもと客層ががらっと変わり親子や家族でのシュノーケラーや初心者ダイバーが多く、このアポ島やスミロン島にしては透明度が悪い状況でも「綺麗!すごい海だ」と喜んでもらえた。

ギンガメアジの群れも出たが透明度が良くないのでちょっといまいちな感じ
ドゥマゲッティエリアのベストな海を多くの方に見てもらいたいのでちょっとがっかりなGWだった。
後半風が止まってきたので、おそらく来週辺りにはベスト中のベストな海が戻ってくるかと思う。
自然をあいてにしているとこういうことがあるのでなかなか難しい
この状況下の中でもベストな見せ方やベストな遊び方というのをなるべく提案してはいるが、透明度が悪いとすべての見え方が変わってきてしまうのでなかなか苦労する。
すべてのシーズンから見ても今年のGWの透明度はかなり悪い方にあたるので、これをアポ島やスミロン島、ドゥマゲッティエリアの本当だと思って欲しくない。

それでもGW後半は風が止まり、波がなくなりベタ凪状態になってきたので、各地でボートでの行き帰りでイルカやクジラの群れを見たと言う報告が相次いだ。
この動画はアポ島からの帰りで現れたイルカ達の群れ、結構ボートのすぐ近くまで寄れ、ボートが近づいたら逃げてしまったが、そーっと近づいていけば一緒に遊んでくれたかもしれない。
船のボートマン達は元漁師が多いので漁師にとってイルカは天敵、そんなに珍しいものではないので観光客がイルカやクジラを見るとどれだけ嬉しいか、どれだけ見たいのかそういうことをちゃんと教育しないといけないし、早く帰りたいという気持ちばかりで肝心のホスピタリティが抜けているので今後の課題だと思う。

透明度が悪くてももっと楽しめる術をもっと身に着けていきたいと思った。
それには僕一人ではなく、運営している自治体やフィリピン人の観光客を相手にしているすべての人達が目先のお金ばかりを追うのではなくもっと高い意識を持ち、真に来た人を笑顔にする、楽しませるという意識を持たないとこの先自然だけに依存した体制ではやっていけないと思う。

コンディションが良い時は良いが、悪い時にどうするのか?それを真に考えないといけない
課題は多く、なかなかハードだったが次に繋げていける有意義なGWだった。
僕らを勇気づけてくれ、楽しませてくれたホスピタリティ溢れるイルカさん達に感謝したい。

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