奄美大島での最大の楽しみといえば
人との出会いと飲み喰いではないだろうか?
街の規模は予想外に小さく、
コンビニやスーパーも中心に1、2軒しかない奄美の繁華街だが
何故だか異様に飲食店の数は多い
観光客向けかと思うが、店に入ってみるとそうでもない
地元の人が陽気に飲んでいる場面によく出くわす
この看板が象徴しているが
何かしら理由をつけて島の人は飲むのが大好きらしい
つまり飲んべえが多い
それにしても、どういう飲み?
とDo you know me? をかけてしかも
奄美大島出身の有名な歌手の人が言っているところがまたシュール
奄美の夜のお供といえばやはり一番にあげられるのが黒糖焼酎
焼酎は前から苦手だったが、この黒糖焼酎は意外とさっぱりと飲め
悪酔いしない
その秘密を探るべく黒糖焼酎を作っている工場までお邪魔した
一つ一つの工程を丁寧に昔ながらの機材と手法で作りあげる
その一つ一つを丁寧にわかりやすく教えてもらい、
黒糖だから単純に甘い酒ができるわけではない、その味の
奥深さと飲みやすさ、人柄さえそこに投影される酒造りの秘密を
少し垣間見ることができた
日本米と黒麹、種類によって黒糖を使い分ける丁寧でかつアットホームな作りの
お酒はうまかった
まーらん船、秋田の米とコラボした黒糖焼酎の常識を覆す龍宮の限定バージョン
昔から受け継がれてきた伝統の味、龍宮
最も苦手としていた焼酎のジャンルへの扉を開いてくれた
奄美の夜は黒糖焼酎と共にふけていく。
一つの出会いはまた新たな出会いを生む
飲むということにいたってはその勢いは止まらない
奄美においては特に
黒糖焼酎の工場を見学させてもらい
そこの社長の次男が先月から居酒屋を始めて
島のものとかいろいろ使って面白いことをやっているので
行ってみたらどうかと紹介してもらった。
それは行くっきゃない!と
その夜に行ってしまったが、なかなか良い店だった
島の人の何ともいえないおっとりとして穏やかな雰囲気の下
美味しい料理と酒をいただく
ポテトサラダ一つとっても仕事が丁寧
島の青葉をソースに使っているポテトサラダ
黒糖焼酎に抜群に合う!
奄美の夜は驚きと穏やかさに満ちている
黒糖が大量に取れるドゥマゲッティーで
黒糖焼酎を作ってみたい
奄美の食材も豚や魚中心でフィリピンと環境が似ているので
フィリピンでこれからやっていくにあたって何かヒントを得られないか
奄美にいながらフィリピンを思う夜