突然パーティーに誘われた
あまりにも突然すぎて、
しかも何のためのどこでやるパーティーかもわからない
まあ、こんなことはドゥマゲティでは日常茶飯事
しかし、今回のパーティーは何だか一味違った
大丈夫かこんなことで！？まあ大丈夫っしょー！！
マンハッタンスイーツインホテルのオーナー
ジョナサンとその家族と一緒にパーティー会場らしきところへ
しかし、あるビルのまったく人気のない裏手へ
「ここで何があるのか？？」
しばらくしてメイドさんらしき人が現れ中に通してくれる
薄暗く人気のないビルの上の階に連れて行かれる
大丈夫か？？
しかし、中に入るとこんなところに広い家がー？？
外からはまったく想像もつかないが雑居ビルの上に
広い家があり、かなりの人数の人が集まっている
そもそもこんな私がついて行って良かったのか？？
そんな疑問をよそに、いろいろな人に紹介される
さすが日本人の特権、フィリピン人の大らかさ
なかなか錚々たるメンバーが集まっているらしい
ドゥマゲティやネグロスオリエンタルで一番大きな
建築系グループのオーナーや様々なビジネスをしかけているマッティアオさん
フィリピンで今や一番大きな銀行の一つBDOのドゥマゲッティメインブランチの
支店長の方
ドゥマゲティで一番安く、ネグロスオリエンタル中を網羅する
ホールセールで様々な雑貨屋、日常品を扱うビジネスオーナーのボーイさん
セブで一番有名で特別な症例も治せると言われている婦人科医さん
などなど
フィリピンに中華系は10％もいないが
ビジネスシーンの80パーセントは中華系が握っている
ここにいる皆さんはみんな中華系フィリピン人
このパーティーはドゥマゲティライオンズクラブの集まりでもあり
主催者であるボーイさんの息子さん達の会計士の国家資格合格記念らしい
出て来るご馳走もかなり珍しく中華系のご馳走が並んでいる
（ほとんど食べてしまった後ですみません）
マレーシアやタイなどに比べてフィリピンでは中華系の力が弱い
ように感じられる。
言葉もフィリピンの地方の言葉を話し
食べ物もフィリピン料理、このパーティーのように中華系にするのは
ほぼ皆無、どっぷりフィリピンに浸かっている
この疑問を彼らにぶつけてみたら素晴らしい答えが返ってきた
「僕らはバランスを保つように、みんなが平和にいられるように
現地に合わせていったんだ、そっちの方がみんなハッピーだろ！」
確かにその通りだと思う
何故だかフィリピンだけは中華系が独自の進化を果たし
現地の人に調和して、平和に穏やかに暮らしている
実は弱いようで強いフィリピンという独自の文化の底力がここに
垣間見る
まったく威張ったところがなく
公用語はヴィサヤ語だし、話している内容も
ビジネスの話に傾きはするが、あまり大差はない
酒が入ってくると、下ネタに傾き
良い大人が子供のような話で大喜びする
つくづくフィリピンって平和だなーーと思う
穏やかで優しい人々が住む街ドゥマゲティ
ビジネスの8割以上を掌握している中華系の人々
とりわけトップビジネスマンの人々が
こういうメンタリティーで穏やかなのをみると
ドゥマゲティが治安がよく穏やかなのが納得いく
この街、この国はこのままでも良いのではないのか？
穏やかでゆっくりしていて、他にはない独自路線で行って欲しいと思う
この街がより好きになった
この国の単純であり複雑なところにまた一歩踏み込んでしまった。
