ドゥマゲッティの海の中の素晴らしいハーモニー
自然界ではそれ一つだけで存在し続けているものなど
一つも存在しない。
どんなに小さな生物や植物、有機物であろうとも
それぞれに影響を及ぼしそれぞれにそこに存在する意味がある
一人では絶対に生きていけないし
何かを必要としないと生きていけない
太陽の光一つなくなっただけでもこの風景はなくなってしまう
ダイビングをすることはそのハーモニーを間近で感じられる
のだが、そのハーモニーの中にお邪魔していることを忘れてはいけない
すべてのものがくまなくハーモニーの一員になっている
ただダイバーがその一員になれるだろうか?
人間はダイビングを通してこの事実を学ばなくてはいけない
美しい海や自然はどうして存在しているのか??
美しい自然と恐ろしい自然は常に同居している
はっと立ち止まるほど美しい自然は
時に牙を剥き人間を襲う
昔から人々は自然と共に生き
自然と共に歩んできた、そのため自然の怖さを良く知り
また、自然を畏れ、神としてあがめてきた
ただ最近は自然から遠く離れた生活を送っている
自然を感じることすらなかなか難しい状況もある。
まずは自然を間近で自分の目で見て、自分の心で感じること
自然を知ることから始めないといけないのかもしれない
自分の五感を使って自然を感じた時
何とも言えない安心感や懐かしい感じがする
無我夢中で時間を忘れ海の中で遊ぶと
不思議と人間社会のことや仕事のことなど
すっかり忘れてしまっていることに気が付く
自然の中には海の中にはまた人間社会とは違う時間が流れている
人間の理解すら及ばないこと
常識では説明がつかないことが多く存在する
人間社会がすべて、地球の頂点に立つもの
世界を支配しているものと考えがちだが
自然の中に入ってみるとそんなものはちっぽけなもので
また宇宙や地球の歴史の中からもほんの短く、浅いものだと
いうことに気が付く
人間社会で悩んでいたって、自然の中で思いっきり遊んでみて
またやり直せば良い、自然は大きいから何でも受け入れてくれる
(この時も島から島へとかかる特大の大きな輪の虹ができた
これで良いのじゃ!OK と言われているようで何だか安心した)