ジャーニードゥマゲッティダイビング&ネイチャーツアー

ドゥマゲッティで小学生ダイバー誕生

ドゥマゲッティで小学生ダイバー誕生
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最近親子でドゥマゲッティに来る方が増えていて、小学生や中学生のお子さんにダイビングライセンスを取らせたいという親御さんの要望が増えてきた。
まずは体験ダイビングをやってみて、本人が気に入ればそのままダイビングライセンスを取らせる。
まさに今回もそういうパターンで、11歳の小学5年生の女の子がダイビングを気に入り「ダイビングライセンス取りたーい!!」とやる気満々になった。

こちらとしてはダイビングの海洋実習はそこまで心配はしていなかったが、11歳の女の子はどこまでの理解力があるのか?どういう説明をしたら理解してもらえるのか?学科講習の方が気がかりで、筆記試験に果たして受かるのか少し心配だった。
海洋実習は間違えて鼻から水を吸い込んでしまったりと慌てる部分は多少あったが、すぐに慣れていき泳ぎも上手くなり、体でいろいろ理解できるようになっていった。
講習中に大小3匹ものウミガメに出会え、満面の笑顔でお母さんに「ウミガメいたよーー、すっごく可愛かったよ!」と報告していた。
ダイビングが終わるごとに「面白かったです。またやりたいです。でも少し難しいです」など感想を言ってくれるのが印象に残っている。
彼女は彼女なりに小さな体全体でダイビングを楽しみ、未知の世界との遭遇を果たし、その経験を受け入れ、必死に噛み砕こうとしている
彼女の本音が出てくれたら良いのになと思っていたが、親に言われたから、勧められたからではなく、本当に本音で楽しんでいる感じもあるので、大変失礼ながら11歳の女の子にもダイビングの楽しさがわかるんだ、と僕自身すごく感動した。

肝心の学科はわかりやすいように言葉を選んで説明したが、この子が頭が良いからなのか、それとも11歳というのはこんなに理解力があるのか(この子は実際に頭が良い子だと思う)、わからないところはきちんとわかりません、どういうことですか?っと質問してくれるし、これはどういうこと??つまりこれは簡単に言うとどういうことかな?っとこちらから質問するとちゃんと的確にこういうことですか??こうこうこうなるわけですか??っと返してくれ、大人以上に理解しているというのがわかり度肝を抜かれた。
親御さんは集中力がないと心配していたが、ちゃんと集中力が途切れる合間や、興味があることで持続させてあげてさえいればすごく食いついてくれるし、鋭い質問や、的確な答えをくれる。
こんなにすごいポテンシャルを持っている子供達が日本にはいるのかー!
それを日本のおかしく古すぎる教育が潰してしまわないように僕もこれから何かを起こしていきたいと切に思った。

心配していた筆記試験も蓋を開けてみれば92点、50問中4問しか間違えがなく、そのうちほとんどはケアレスミス、ちゃんと内容をしっかり理解していた。しかも大人以上に、、、
凄い恐るべし小学生、こんなにもいろいろなことを理解しているなんて、大人である僕達ももっと頑張らなくては、大人たちが作ったこの住みにくく閉塞感があり、希望が薄い世界を子供達のためにも今から変えていかないと、このポテンシャル、素晴らしさを活かしてあげられるように

僕ら1人1人ができることを一生懸命にやり世界をより良く変えていく、それを未来へ繋いでいく
ダイビングは未知なる世界と出会え、新たな経験ができ子供達自身の気付きや能力がもろに出て来るので、それらを活かし伸ばしてあげるアプローチができる。

ダイビングを、大自然を通して学べることは無数にあるし、また本当の自分自身にも出会え、自分の長所や短所が浮き彫りになるのでそこを受け入れ、成長させることができる
きっかけさえ与えてあげられれば、適度な距離感で導いてあげられれば、それぞれの子供の持っている能力を引き出してあげ、自分自身で認識させ、それらを面白いと思ってもらえれば
ダイビングはそういうことができると僕は思う。
そしてそれが僕がこれからやっていくべきことだと今回この11歳の女の子を通して感じた。
それぞれの人間には個性があり、できることが必ずある

子供にダイビングライセンスを取らせたい

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