人魚になりたい、そんな可愛いらしい夢を持つ女子大生がダイビングライセンスを取りに来た。
「人魚になりたい」って、、、、と思ったが、けっこうそういう憧れを持つ女性は多く
ここ最近ここフィリピンでのユーチューブなどの投稿が火付け役になり、
(フィリピンにはマーメイドスイムアカデミーという学校もあるらしい)
日本でも流行だし、人魚のコスチュームを貸したり、泳ぎ方の講習や写真を撮る時のポーズの指導など、人魚になれるサービスをやるダイビングショップなどが増えているらしい
まあそこまでやらなくても、、、、、と僕は思ってしまうが
ダイビングをやるだけでも十分人魚になった気にはなれると思う。
さすが人魚になりたいだけの子であり、ダイビングの上達が早く
人魚のように海に溶け込んでいく
「ダイビングめっちゃ楽しい!!」「めっちゃ海の中綺麗!!」
と笑顔全開で喜ぶ姿を見ているとダイビングってやっぱりいいなーとこっちも嬉しくなる
つくづく思うがダイビングも旅行も人生も自ら楽しさをみつけ、楽しんだ方が得
人魚になりたかったという理由でダイビングを始めるのも、大いにありだと思う
「水中で写真撮りたいです!!」
撮るのは良いけど、水中で写真撮るのも撮られるのも最初はなかなか難しいよ
バランスもとれないし、浮力も定まってなかったり動いちゃうし、、、
もっと上手くなったら撮ってあげると言うと
翌日本当にそのレベルまで上達し、ちゃんと写真撮れたので驚いた
やっぱり何かしらの目的があるのは強いらしい
好奇心や向上心がすごく強く、ダイビングも自ら楽しんでいるので、学科の勉強をやっていても、すごく鋭い質問をしてくる
質問力ってすごく大切だなと思わせてもらったし、何よりももっと楽しみたい、もっと知りたい、上手くなりたいという意欲の大切さを学んだ
ダイビングのライセンスを取るためにこっちが教えているが
こっちも教わることが多いので毎回すごく楽しい
年齢もバラバラ、職業も経験も本当にいろいろな人が来るので教えている内容は毎回同じようなことを教えているが、人により反応などまったく違うので面白い
海に入ると特にはじめてダイビングをやり始めるとごまかしがきかないので
その人それぞれの素が現れる
年齢や職業、経験、権力、財力などまったく関係ない裸のその人が出てくる
こういう話をすると「なんか怖い」と言われるが
素の裸の自分でいられること、何も隠したりごまかしたりする必要がない状況にいられることは真の癒しではないかと思う。
本来の自分に戻る、本当の自分になる
人はみな違い、それぞれにできることも、好き嫌いも、考え方も違う
それぞれに魅力的なところがあり、魅力的でない人などいない
ダイビングをやるとそこで見る水中生物達のように、ダイバーも本来の姿に戻り
個性的で魅力的な本来の自分達に戻る
人魚になりたい女子大生は、素直で意欲的で好奇心の強い魅力的な人だった