僕が周って来た世界50か国以上の中でも
極めて野菜を食べない、バランスが偏っている食事をしている
フィリピンでも確実にヘルシー志向へ進んでいる
セブやマニラを中心に最近ハヤリはじめた野菜ジュースのチェーン店や
オーガニック野菜のマーケット
ここドゥマゲッティーでも一つのムーブメントが始まろうとしている
Naturally Negros
http://naturallynegros.weebly.com/
名前そのままのお店を発見した
アメリカ人のオーナーがドゥマゲッティーから南に約1時間近く
下った山の中に4.7ヘクタールの土地を所有し、始めたプロジェクト
100パーセント自然で、旬のもので、美味しい食べ物を食卓に提供していく
耳の聞こえない、聴覚障害のあるフィリピン人を積極的に雇用し
サポートしていく
収益のすべては農場をサポートしていくことや
聴覚障害者への支援にあてる
ものすごく物腰が柔らかで、穏やかでスイートなアメリカ人オーナーが
様々な人々を幸せにするために始めた熱いプロジェクト
自分達のやっていることや商品に絶対の自信を持っている
人達が持つ独特の柔らかなオーラを感じた
「もしよかったら私達の畑、農場を見に来てください。」
シンプルに自然で、シンプルに美味しいものを作る
そこに商品説明はあまり要りません
しかしそれは凝り固まった自信などではない
こういうものはないですか?と質問した時も
「まだ本当に始まったばかりなのでやっていませんが
いろいろ試行錯誤の段階です」
「もしよかったら、どういう形で、どういう方たちがそれを
望んでいますか?」
「ある程度形になったら連絡します」
など誠実に答えてくれ
こういう試みもしているなど
本当に楽しそうに話してくれ、こちらまでも楽しく
そしてこれからのことを思うと幸せな気分にさえなってしまう。
一つのお店にしてしまうと
商品数がまだ少ないように感じ
さっぱりとした感じだが
良く見ると一つ一つ自分達で手作りしている
ベーコンもソーセージも豚を育てるところから始め
自分達で加工している
卵も鶏から
ウズラの卵もウズラから
ハーブも、野菜も
何もかも自分達で育て作り上げる
アメリカ人のオーナーさんともっと話してみたい気分になる
そこで働いているフィリピン人の方たちとも
またそこで起こってきた、これから起こるストーリーにも
すごく興味がある。
僕の想像にすぎないが、オーナーは最初はこのネグロス島の
自然に興味を持ち、そこに住む人々が好きになり
そこの土地の人々と共に自然な形で、自分のできること、
やってみたいことを実践したのかなと思う。
僕らもまたそういう気持ちでこの土地にやって来て
形は違えど同じようなプロジェクトを始めようとしている
みんなで共に歩んでいければ
きっと大先輩である自然は何かを僕らに教えてくれ
それぞれの道へ導かれていく
様々な道が交差し、それぞれのジャーニーが動き出す