ジャーニードゥマゲッティダイビング&ネイチャーツアー

ドゥマゲッティーのオーガニック食品店の自家農場、畑に行ってみた

ドゥマゲッティーのオーガニック食品店の自家農場、畑に行ってみた
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以前紹介した聾の方を雇用しているオーガニック食品店

http://journey-dumaguete.com/naturallynegros/

の農場に行って来た

HPにもパンフレットにも住所など書いていないので

直接電話し→オーナーの番号を聞き→アポ→近くまで来ていただきオーナー自らに

案内していただいた。

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これがなかなか驚くべき試みをされている

まず、自宅の敷地内に実験畑やウズラ600羽、鶏300羽

豚20頭ほどを飼っている

7名の聾の方と一緒に暮らし、彼らすべてが豚を解体する人

マンゴージャムを作る人、野菜を取る人など雇用されている。

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かなり試行錯誤しながらやっていて

特に今は雨があまり降らない真夏なので

水がないので、タンクを作り引っ張ってきたり

オーガニックでやっているので

様々な虫や菌のコンポストを手作りしたり

どの季節にはどの野菜やハーブが良いか

乾季でも負けずに野菜を作る方法はないのか

豚を育てるには何が一番良いのか

いろいろ失敗しながら学び、より良いものが作れないかと

日々試行錯誤の毎日

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野菜や果物、ハーブだけでなく

豚も育て、ハム、ベーコン、ソーセージを作る

もちろん育てた豚を自ら解体し

ソーセージなどすべて手作りで作る

最初もっと大きな工場のようなところでやっているかと

思ったが自宅の裏庭ですべてやっている

しかもすべて聾の方を雇っているなんて

凄まじい根気と忍耐と試行錯誤の繰り返しが

想像できる。

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しかもオーナーは元々農家や養鶏や養豚をやっていたわけではない。

しかもこことは両極端のような国カナダのトロントの人

一番驚くべきことは、彼は耳鼻科医だった

聾の人や補聴器を作るプロフェッショナルだったらしい

その人が今聾の人と一緒に常夏の国で働いているとは

しかも人間だけでなく、野菜、ウズラ、鶏、豚なども養っているとは

カナダから一緒に来た奥さんまでもが病気で寒いカナダだと辛いというので

移住してきて、今は二人でリタイアしてきた。

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彼がやっていることだけでなく

彼自身の人生や彼が背負っているものにも

すごく興味が持てる

聾の方々とは手話で流暢に会話し

白人には珍しく流暢なタガログ語を話せる

それは彼がいろいろなものや人を受け入れ

共に歩んで来た証だと思う。

その彼がリタイアして尚もしかも今までやったことない

云わば対極にあることを対極にある国で実現していこうと

している。

 

ここで働く聾の方々のピュアな笑顔と生き生きとした姿

乾季で猛暑にも関わらず一生懸命育つハーブや野菜達

その下の土の中に無数に生きる虫や菌類達

鶏やウズラや豚達の生き生きとした姿

それらはみんな共に生き、死んでからも共に循環していく

食べ物である前に生き物

それを忘れてはいけない

愛情を持って育てられたものは人間でも動物でも野菜でも

生き生きと育つ

そんな当たり前なことをここで目のあたりにして教えてもらった。

ここのワンちゃんも人懐っこくて可愛い!

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