フィリピンでも健康志向が進んできて様々なオーガニック製品が
出回ってきた。
日本のように米を主食にするフィリピンなので当然米ぬかが大量に出る
そこに注目し日本でも昔から様々な物に利用できることが知られている
米ぬかを使ったオーガニック製品がフィリピンでも注目されている。
マニラやルソン島をメインに、セブやダバオ、シンガポールまで出店し
今回おそらく最初は実験的にドゥマゲッティにもやって来た。
場所はハイパーマートの小さなブースにある
マニラで働くポーランド人の友人の話では
マニラは今オーガニックコスメが多く出回り
パッケージやロゴがまだほぼない実験的なオーガニックコスメが
至る所にあり、なかなか良いんだとみせてもらった。
彼女が見せてくれたのは炭を使ったコスメだったが
オーガニックやコスメの基準になかなかうるさいヨーロッパの人が
けっこう良いよと言っていたので驚いた。
この米ぬかコスメもフィリピン発信でシンガポールにまで出店し
アセアンの数々の賞を取っているらしいので注目できる。
何よりもフィリピンの人が自ら
地元の自然や地元で採れる何気ないものに注目し
それをできるだけ自然な形で健康志向で広めていくのが望ましい
ほぼ全国民が1日3食のうち2食以上は米を食べる
世界中のマクドナルドの中で唯一、米メニューがある
米ラバーの国フィリピン
しかし、現状は米の70%以上は主にベトナムからなどの輸入品に頼る
普段の生活の中で自国生産の米や作物を摂取することが少ない
そういうフィリピンにおいて、こういった需要が増え
国産の安全性や良さに気付けたらもっとこの国は豊かになると思う
本当の意味で自国を愛する
自国で採れるものや、自国で作るものに誇りが持てるようになれば
自ら考え動きそれをフィリピンから世界に発信していければ
フィリピンは本当の意味でもっと豊かになり
独自の文化が根付いてくると思う
植民地体制が長く、他国に依存する体制が長く続いたので
どうもその体質がまだ抜けなく
他国や他人に依存すれば良いやという考えに至ってしまうが
そこから脱却し、自らの手で、自国の恵みに感謝しながら
フィリピン独自のものを創り出していく
それがフィリピンに今必要なことだと思う
フィリピン人自ら、フィリピンから発信していく
消費者にも生産者にも環境にも優しい製品を応援していきたい
フィリピンには探し出せばもっと良いもので溢れている
それは普段何気なく消費しているごくごく一般的なところ
普段見過ごしてしまう小さな道端の花のようなもの
毎日大量に消費する米の皮、言ってしまえばかすであった糠から
こんな素晴らしいものが出来上がる
素晴らしいものは周りに転がっている
自らの手で探し、自らの手で摘み取ろう
その先にフィリピンのドゥマゲッティの未来がみえてくる