ウニとの遭遇に度肝を抜かれたマルティサンでのビーチダイブで
あったが、天気はまだまだ良く、少し物足りない感があったので
ポイントを変えてもう一本潜ることにした。
我が愛しのサンタモニカ
サンタモニカビーチでのダイビングである
より一層太陽光が輝きを見せ、すべてを溶かしてしまいそうな
昼下がり、水中写真を撮るには絶好のコンディションの下出発!!
このポイントは水底の地形が何タイプもあり
生物層が豊富かつ、生物が隠れるところが豊富なので
レアな生物も多数見つかっている
浅いところは草地、深くなっていくと砂地
さらに深くなると泥地
ところどころ珊瑚の群生がある
バリエーション豊富な地形の合間にイソギンチャクが根をはり
クマノミの種類も豊富にいる
何故かここは最もレアとされているトウアカクマノミが
大量発生していて、至るところにいてトウアカクマノミの城と化している
このポイントは前述したようにクマノミが豊富にいて
ここだけで実に7種類のクマノミが一回のダイビングで楽しめる
しかも下が砂地や草地なので写真もすごく撮りやすい
よく探していくとこの辺りの固有種スパインチークアネモネフィッシュもいる
頬の部分によーく見ると小さな棘があるのが名前の由来
カクレクマノミっぽいが体色も少し大人びていて
サイズも少し大きい
アグレッシブに動くのでカメラに収めるのが大変な種類だ
周りに何もない海中の砂漠のような砂地で
突如黒い大輪のバラが咲いている
彼女はこの荒野をどこに行こうとしているのか?
無防備な黒いヒラヒラなドレスを身に着けているようで
実はそれらが猛毒の棘とは
美しいものは何て怖いものなのか
美しいバラには棘があるぐらいですまされるが
美しいハナミノカサゴには猛毒の棘がある
一生懸命そこらかしこを探し周る
珊瑚の隙間の穴の中
落ちている葉っぱの裏
砂の中、草の間
探せば探すほどこのポイントはレアなものが見つかる
有難いポイント
なかなか他の場所では珍しい
ニシキフウライウオは割りと簡単に見つかる常連客
「あ!ニシキさんまたここにいたんですね」
「いつも逆さまで辛くないですか?」
奇想天外、奇妙奇天烈なサンタモニカビーチでのダイビングは
まだ始まったばかり
これから何が飛び出すか、こうご期待!
ウミウシファンの皆さん凄いのありまっせーー
マクロファンの皆さん、あんなの出まっせ―
次回に続く