洞窟探検

マビナイケイブ＆マビナイスプリング

ドゥマゲッティーから車で北西方向に片道2時間、海岸沿いを越え、山を越え、サトウキビ畑を越えたどり着く無数の洞窟。
聞けば200以上の洞窟がこのマビナイエリアには存在しているが、ほとんどがまだ未開拓とのこと。
その中で初心者や子供でも入れる洞窟が3つあります。
初心者や子供向けだからとあまり期待はしていませんでしたが、これが素晴らしく美しい神秘的な洞窟でした。

別名クリスタルケイブにふさわしく水晶の大きな塊のように光り輝く岩達を見ていると、人間が昔から洞窟を神聖な場所として利用してきたことに納得できます。

3つの洞窟それぞれに個性があり、それぞれに名前がついています。

その一つは別名結婚の洞窟。昔洞窟内を結婚式場として使っていたそうです。
その理由はなんと、、、洞窟内から外を見ると入口の形がハートの形をしているからです。
ライトを持って洞窟内を探検するのですが、この時だけはライトをすべて消してこのロマンチックなハート型に差し込む光を自分の目で確かめてみてください。
まだ未婚の人には婚期が訪れるかもです（洞窟ガイドさんもイケメンですよ）。

これらの洞窟は常に活動していて、生きています。
クリスタルに輝く岩達は生きている証拠ですし、一年に数センチづつ成長しながら今の大きな鍾乳洞群を何千年、何万年とかけて形成してきています。
洞窟の中を見ることは地球の歴史をみることにも匹敵しますし、それに比べたら人間の歴史などちっぽけなものです。
洞窟探険中級者以上の方は、2時間から3時間かかる大きめの洞窟や、最低3日間はかかる全長10キロにもおよぶフィリピンで二番目に大きい洞窟もあります。

また、まだまだ発見されていないことも多く、メキシコのセノーテのような鍾乳洞の中でダイビングできる場所もあるとのことなので、今後さらに調査していきます。

洞窟がある場所から車で20分ほど行くとマビナイの街があり、その近くにマビナイスプリングという別の観光地があります。
スプリングというので温泉か何かと思って、温泉を探し周りましたが、小さな湖のようなところでした。

水の色が薄いエメラルドグリーンで透き通っていてすごく綺麗なので、この周りに公園のような施設を建てたようです。
木の上にキャノピーウォークを作り、歩けるようになっていたり、短いジップラインがあって湖の上を飛んでいるような感覚が味わえます。

洞窟群や鍾乳洞がありスプリング、今後ラフティングや自然系アクティビティーが期待できるマビナイエリア（インフラを整備しているところです）です。
少数民族も多く住み、独自の文化を形成していて、自然だけではなく文化的活動も期待できます。
今後のマビナイから目が離せません！