体験ダイビングはダイビングをはじめる大きなきっかけになる
当たり前なことなのだが、なかなかダイビングをはじめてくれるまでに腰が重く、体験でも気軽にしてもらいダイビングの素晴らしさに気づいて欲しい
一度体験してもらえれば、海の世界の不思議さ、素晴らしさの虜になり、忘れられなくなる。
今回はそういうお話
2年前にうちで体験ダイビングをやりその素晴らしさに魅了され、翌年沖縄でライセンスを取得しようとしたが、悪天候&うまくできなく途中リタイア
「それでもなぜかフィリピンでダイビングした感動が忘れられなくて、ずっとモヤモヤしていて、また挑戦してみようと思いました」
とのこと、その意気込み、諦めずに良くまた挑戦してくれたその心意気に感動し、何とかライセンスを取得させてあげたい、ダイビングの素晴らしさを再び味わって欲しいと一肌脱ぎました。
ダイビングをやるとよーくわかるのですが、人間の心と身体は繋がっています
最近の科学ではだんだん証明されてきましたが、精神論と言われているようなことは
ただの言葉や形ではなく、身体や動きにも直結します。
大丈夫だと思いこみ、余計なことを考えずポジティブなイメージでダイビングをやれば自ずと身体がリラックスし、呼吸はゆっくりと深くなり、パフォーマンスが上がりダイビングも上手くいきます。
ただ逆に悪いイメージを持ったり、余計なことをいろいろ考えたり、恐いな、失敗するかもなと思っているとダイビングでは見事にそれが体に現れ、余計な力が入り、呼吸が乱れ、バランスも失い、文字通りアップアップ、自然と浮力がアップアップして全てはうまくいかなくなってきます。
今回沖縄での悪いイメージ、挫折体験のようなのがあったので本人も最初できるか不安だったようで、緊張していました。
なかなか人の悪いイメージ、トラウマのようなものを払拭するのは難しいですが、ドゥマゲッティは綺麗で豊かな水中世界を有しているので、綺麗な珊瑚やかなりの数、種類の魚達を見て癒され、落ち着けるようになってきたようです。
難しいことは考えずにあるがままを受け入れ、身を任せる
頭は空っぽにハートに好奇心と楽しさを持ってダイビングすれば誰でもある程度うまくできます。
社会人生活が長い大人ほどいろいろ余計なことを考え、頭で行動するので上手くいきません。
子供は余計なことは考えず身体で素直にやれるのでダイビング上手いです。
今回一番良かったことは何ですか?
と質問したら、「ウミガメと様々な水中生物が見れたことです」と答えてくれました。
沖縄での失敗があり、今回できるか不安になり緊張でガチガチになっていた一回目のダイビングと最後のダイビングでウミガメと出会え、ウミガメがすべてを癒し、リラックスすることを教えてくれました。
海の中でも人間は一人で生きているのではありません。
他者との関わり、周りの環境の中で自分は存在しています。
ウミガメも美しい魚達もみんな生きていて、お互いに影響を及ぼしあっていますし、ということは海亀から癒しのエネルギーをもらうことだって自然です。
一人の殻に閉じこもるのではなく、もう少しオープンに周りの環境を受け入れ、あるがままな存在としてこの地球に存在する方が自然な姿だと思います。
ダイビングは自分との関わり方も自然との関わり方も両方教えてくれます。
すべては繋がっています、自分一人では何一つ解決しません
もっと広い世界に出てみましょう、ダイビングはそのきっかけを創ってくれます