今年の10月、11月は意外に忙しかった
この時期閑散期で暇を持て余している日々があるのだが今年は有難いことに上手い具合に予約が入り、大変充実した日々を送れたと思う。
特にマニラやセブの駐在の方々からの予約が徐々に増えてきて非常に有難い。
同じフィリピンに住む者同士いろいろ共通点や問題や時に愚痴も言いたくなるので、癒しの場になっていただければ幸いだ
フィリピン国内でもここまでいろいろなダイビングサイトや数々のポイントがあるエリアもそうそうないし、大物がここまで出る所も少ないと思う。
何よりもここの目玉は大物もレア生物もマクロも癒し系もダイナミック系もサンゴ礁の天国もすべて味わえる贅沢なギャップが楽しめるエリアだし、どこも45分以内で行けてしまうのが素晴らしい
今年はさらに7、8年前にやられてしまった台風直撃のサンゴの被害から珊瑚達の復活が著しく垣間見れ、以前の素晴らしい珊瑚の群生がかなり復活してきている。
自然の治癒力の素晴らしさを感じ、この素晴らしい世界をダイバーが侵してはいけないと真に思う。
また、最近アポ島のギンガメアジの大群が増々数を増してきている。
大きい群れは躍動し、巨大生物のように姿形を刻一刻と変えていて一方は竜巻のようにトルネード状にうごめき、もう一方は龍のように移動し動き続けている。
群れはどういう意志を持っているのか?何十分見ていても飽きない
ギンガメアジの大群をよーく見るとロウニンアジやフエダイやニザダイの仲間など関係ない奴らも混じっているので面白い
どさくさに紛れおこぼれを狙っているのか?それとも安全のためか?それともただ楽しそうだから仲間に入っているのか?
ちょっとそれなりにギンガメアジに似せていて、似ている奴が特に群れの中にいるので面白い。
全然姿形や色彩が違う魚ではさすがにばれてしまうのか?
それとも紛れている方が気まづいと感じるのか?
魚界の常識はまだまだわからない
魚の群れや捕食シーンなどの野生の動き、この時この瞬間生き死にが関わっている時に出くわすと一瞬ドキッとするが、その後自分も生きていることを実感でき、また野生の血が騒ぎだす
やはり人間も動物だし、この野生の血を思い出す、感じる時間というのはすごく大切ではないかと思う。
スポーツやビジネスやギャンブルなどで感じる方もいるかと思うが、大自然の中、実際の野生生物を目の前にするとより素直により健全にそれを感じられ、それもまた癒しになるのではないかと最近感じる。
テレビやネットで観るものとは全く違う、その時その瞬間を目の前で見て感じる、心や血が動く瞬間、そういう時が人間には大切だと思う。
映像では水族館ではなかなか味わえない野生の躍動を是非観に来てもらいたい。
今日もまたギンガメアジの群れがここで生死をかけ躍動している
ギンガメトルネード見たい