ジャーニードゥマゲッティダイビング&ネイチャーツアー

飛んで火にいる夏の虫、ドゥマゲッティーの老舗ダイビングショップから跡継ぎを頼まれました

飛んで火にいる夏の虫、ドゥマゲッティーの老舗ダイビングショップから跡継ぎを頼まれました
LINEで送る
Pocket
このエントリーをはてなブックマークに追加

昔、高校を卒業してセブにダイビング留学すると
数年ぶりに会った父親に話した時
「ネグロス島に友人の黒沢さんがいるのでもし何かあったら尋ねに行きなさい」と言われすっかり忘れていたが、まさかこんな形でご縁ができるとは思ってもいなかった。

セブ留学中に一回母親が尋ねに来た時にアポ島で潜りたかったので黒沢さんの所でダイビングしたが、そんなことすら忘れていて
今回ドゥマゲッティーに移住するにあたり少しは頭の片隅にあったが
むしろフィリピンに長く住んでいる日本人は変な人が多いので厄介だなぐらいに思っていた。
ましてや、周りのフィリピン人からあまり良い噂は聞かなかったし
ドゥマゲッティーに長くてダイビングもベテランな俺に何で挨拶に来ないんだ
のようなことを言っているようだったので、余計遠ざけていた。

しかし、そういうことは何か見えない力や縁が働くのか
ばったり出会ってしまったらメンドクサイなーと思っていると
何と目の前に本人が現れてしまった!
「五十嵐君だね?今度うちに遊びに来なさい」
ほぼそれと、家の場所を教えられその場は別れた

何だかこわーい
何で挨拶に来ないのかと説教されるのか、ダイビングとはを説かれるのか
どちらにしても自慢話か説教だなと思い、更に行く気は遠のいた

しかし、その2日後電話がかかってきて
「今家の前だけど、会える?」
あいにくお客さんとセブに同行しなければいけないからと
事情を説明すると
「いつ会える?金曜日は?」
ちょっとまだわからないので連絡しますというと
翌日「金曜日は何時に会えますか?」と
何だかやばいなーーーと思いながら
まあ何とかなるだろ、と覚悟を決め
時間を指定するとわざわざうちまで迎えに来てくれた

いざ話してみると何ということはない
むしろ願ったり叶ったりで、「もう年なので
引退しようと思っていたところ、後継者を探していたので
飛んで火にいる夏の虫、やってくれないか?」

今までのお客さんすべて譲るし、これから入るお客さんもお願いしますと
今週末と来週末のライセンス取りたい人やってくれないかという

あれ!?何だかよくわからないけど
いろいろ話していても全然悪い人でもないし、むしろ
こっちとしてはすごく良い話なわけで
黒沢さんいわく、「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」だそうです。
去り際がかっこよい!
ドゥマゲッティーも新たな世代の幕開けです。
黒沢さん疑ってすみませんでした!
人は噂や外見によらず、直接会ってのみぞしる!でした

LINEで送る
Pocket
このエントリーをはてなブックマークに追加