ジャーニードゥマゲッティダイビング&ネイチャーツアー

ダイビングプロ歴20周年記念

ダイビングプロ歴20周年記念
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もう20年も経ったなんて未だにすぐ最近のことのように覚えている
20年前私は18歳だったが、日本の高校を卒業しセブのダイビングショップ兼当時世界に3つしかなかったダイビングの専門学校へ通った。
ダイビングは16歳の時に始めていてアメリカの大学を目指していたが、10日間過ごしてアドバンスまで取得したこのセブの専門学校でインストラクターになるべきだとスカウトされた。
20年前のセブは日本人観光客は多かったが住んでいる人は凄く少なかった。
英語はできたが英語をまともに話せる人は少なくまた話すと疲れると言われるので必死にヴィサヤ語を独学で習得した。
ダイビングもNAUIの学校だったので非常に厳しくまたやるべきことも多い。
毎日午前午後とダイビングとスキンダイビング、水泳、その他のスキルの練習をし、空いた時間は学科の勉強や指導法を勉強する。
ショップにお客さんがいる時は一緒にダイビングをし、器材の準備や後片付けまで行い、昼夜はご飯に同行し、飲みも最後まで付き合う

毎日がスポーツ選手の合宿のような日々
なかなか大変で時に辛い日々だったがそれもそのはず
NAUIの掲げるインストラクターである定義の一つに
「最愛の人の命を任せられるか??」というのがあり、その最高峰とも言えるレベルの責任感や人格、技術、体力、精神力、指導力がある人間でないとNAUIインストラクターにはなれせてもらえなかった。
休みなく日々トレーニングを積み、お客さんがいる時はアシスタントやガイドをし、アフターダイブは全て最後まで付き合う、今思うとなかなか無茶な日々を送った。
今思うとこの日々が今を創っていて非常に良い経験だったし、血骨肉となって今を形成しているがここまでやっているインストラクターを未だかつて見たことないので、まるで遠い世界のように思うこともある

この自分の経験や知識、技術、指導法などを20年経ち最大限に活かせることを今模索中だ。
もちろんダイビングではそうなのだがなかなか差が生まれなく、わかる人にしかわからないのでずっと葛藤してきたことでもある。
教えていただいたこと、経験させていただいたことをより多くの人に広め、最大限に活かしてこそその恩返しができると思うので、ダイビング以外の分野でもこのダイビングメソッドは活用していきたい。

自己責任の考えやリスクマネージメント能力に乏しい日本人にこの「最愛の人の命を任せられるか?」というのを目標にして日々フィジカルな部分もメンタルの部分もトレーニングしてきたものを活かしたい。
20年経ってもまだまだやることはあり、もちろんトレーニングも挑戦も日々続いている。

この人に最愛の人の命を任せられるか?このクエスチョンに応えることができなくなった時にインストラクターの寿命は尽きる
少しでも寿命を延ばすために日々の努力や生活習慣、食まで見直ししっかり行っていくことが僕らのプロとしての仕事の一部だ
20年経っても海や自然はわからないことが多い、まだまだペイペイ
初心忘れるべからず、今年もまた1年生だ

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