ドゥマゲッティに4か月間語学留学していた方がアドバンスライセンスを取得しました。
滞在中の週末に何度かファンダイビングでアポ島やスミロン島、オスロブにも行ってくれた方で、日本からダイビング好きの叔母さんも連れて来ていただき、最後にアドバンスライセンスを取得して帰国されました。
過去数回紹介しアドバンスコースで最も難易度が高く、なかなか厄介ではあるが、実はこれができるようになる、理解できるとダイビングの世界がさらに広がり、いろいろなことに気づけるようになる水中でのナビゲーション、今回はほとんど問題なくすんなりできたので、アドバンスコースの選択肢の一つ水中カメラ講習についてお話します。
(実際にこの方が撮った写真を使いお話します)
アドバンスコースでの水中カメラ講習は水中写真の上手な撮り方などのテクニカルな方法も人によっては教えることもありますが、まずはアドバンスレベルですので、中性浮力を維持ししっかり写真が撮れるか、水中に着底できる場所ではしっかり着底しカメラをぶれさず固定して写真が撮れるかなどの基本的なところや、カメラはどっちの手で持つのかが良いのか、カメラに集中すると普段よりも空気の減りが早いから残圧をいつもよりもこまめに見る必要があるなどの超基本的なものなどを中心にやります。
言葉で言うのは簡単ですが、なかなか皆さん自分の身体や体勢をしっかり整えて、固定させて写真を撮るというのは苦戦します。
特に息をしっかり吐きマイナス浮力で水底に着底し、マクロや生物を同じ視線で撮るというのは苦戦します。
これができないので、どうしても生物の写真が上から撮れてる写真が多く、魚など上から撮るとたいがいのものが何だかわからなかったり、特徴が全く出ない写真になってしまいます。
生物的にも上から狙われたり、弱い頭や目の辺りを狙われないように周りの環境に擬態的するように色や姿形を工夫しているので、上から撮るのはナンセンス
同じ視線で同じレベルで自分が思うよりさらに近づいてあげれば、それなりに良い、何を撮っているかわかる写真が撮れます。
最初のうちはウミウシやクマノミの仲間などあまり動かない生物、一つのところにずっといる生物を撮ってみてください。
動いている魚を撮ろうとする方がいますが、動きをよみながら撮らないといけないので、お尻の方ばかりや上からの写真ばかりで何を撮っているのかわからなくなってしまいます。
できたら水中カメラ講習の時やカメラ初心者の時は水底に着底できる砂地が良く、砂地にポツポツと珊瑚がありそこに生物が集まっていて着底して撮れる場所や、あまり動かない生物や、マクロ生物が多くいるポイントが良いです。
サンゴが群生しているところで中性浮力を保ちながら着底せず泳いだまま動いている生物を撮るというのは最初のうちはかなり至難の業です。
落ち着いて自分が固定でき、ほとんど動かない生物をじっくり撮ってみてまずは練習してみてください。
今かなりの確率で水中カメラを持って来るダイバーがいますが、残念ながらうまく撮れていない方、ピンぼけしてしまいSNSやブログなどに使える写真がほとんどなくガッカリされている方をよく見かけます。
そういう時は是非ご相談ください。
アドバンスコースやカメラ講習を受けて最初の基礎から応用編まできっちり学ぶのもありですし、相談してくださればお教えしますし、特別に写真を撮りやすいポイントを選んでそこで潜ってお教えしたり、撮ったものを見せていただければいろいろアドバイスもできます。
日本人は休みが少なくまた期間も短いのでせっかく時間を取って来ているので、もっと効率良く時間を使った方が良いのではないかと最近増々思います。
うまく撮れないのでしたら、そのためや時間を効率的に使い、確実で安全的に行うために各種コースが設けられていますので、コースを受けるという選択肢も十分ありです。
またプロがせっかく目の前にいますので効率良く使ってください
サービスを受けるということ、プロフェッショナルな人を本当の意味で利用すること
それらは与えられるものではなく、引き出すものです
無限の引き出しがありますので、是非うまく使ってください
何よりもまずはご相談ください
水中写真うまく撮りたい