ジャーニードゥマゲッティダイビング&ネイチャーツアー

姉弟でダイビングライセンス取得

姉弟でダイビングライセンス取得
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この夏多くの家族連れがドゥマゲッティを訪れ海で遊んだが、姉弟でダイビングライセンスを取得しに来た家族もいる。

姉19歳、弟15歳、お姉ちゃんがダイビングのライセンスを取りたくて、それに弟が付き合い、僕も面白かったらやってみたいというスタンスだった。

お母さんとの家族3人での旅行中に子供二人はライセンスを取り、お母さんはシュノーケルを楽しんだ。

「息子はびびりだし、調子は良いんですが、人の話ちゃんと聞いているか不安ですねー」と最初お母さんは言っていたが、聞いてなさそうに見えても、質問するとしっかり答えられるし、まだ10代は余計なことを頭であれこれ考えないのでダイビング自体もすんなり入れ、実際にすぐにうまくなる。

さすが自らやりたいと言っていたお姉ちゃんは最初から上手く、弟とバディを組んだが、ちょっと頼りない弟にズバっと「ちゃんとやって、ホント頼りにならないわー」と文句を言いながらもいざとなったらしっかりフォローしてあげていて、姉ってこんな存在なんだなと姉弟の絆が垣間見えた

素直で朴訥ないかにも東北の中学生と言った感じの弟は最初確かにビビりなところもあり、ちょっと不安もあり必死だったが、ダイビングをやってみたら楽しく、だんだんできるようになり、わかってくると表情が晴れやかになり、本当に楽しそうだった

ダイビング自体は二人ともうまく、すぐに身体で吸収していく感じだったが、15歳の中学生の弟君がどこまでの理解力があるのか、どこまで言っていることがわかるのか、こちらも難しい部分があったが、いつもよりも1.5倍ぐらい時間をかけ説明し、その都度理解しているかチェックするために質問をしていたらかなり理解してくれたようで、二人とも最後の筆記試験は90点以上だったのでこちらも驚いた。

しっかり丁寧に相手の立場やレベルに合わせた説明や例え話ができれば理解してくれるのだとこちらも勉強になった

日頃からどの年齢層にも対応できるように見聞を広め、日々精進すればどんな方がライセンスを取りに来てもしっかり理解してもらえる

大変だがやりがいのある仕事だと改めて思う

二人が筆記試験に受かり無事ライセンスを取得できたと言うのが決まった時、誰よりも一緒に見守っていたお母さんが嬉しそうだった

心配だった弟君はしっかり話を聞いていたし、メモもちゃんと取っていた

やればできる、できるかどうかはやってみないとわからない

弱冠15歳の少年は周りに心配されながらも本人はいたってケロッとしていて、「大丈夫です、やれます」が口癖だった

ちょっと困ったり、失敗すると恥ずかしそうな笑顔でごまかす

それでいいのではないかと思った

彼はこれからもそうやって平気そうに、時に調子良さそうに、大丈夫ですと繰り返し様々なことに挑戦していく

震災を乗り越えた福島の少年は底に秘めた強さがあった

ダイビングライセンス取得したい

 

 

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