ジャーニードゥマゲッティダイビング&ネイチャーツアー

15歳少年のドゥマゲッティダイビング留学と英語留学

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15歳の少年が週末はダイビング、平日は英語留学をしたいと言うので母親も含め事前に打ち合わせをしっかりした上で英語学校も紹介してあげドゥマゲッティに2週間来ることになった。
このぐらいの年齢の少年を最近預かったり、鍛えてくれと言う依頼が増えているが、今まではヤンキーダイバーしかり何かしら問題がある子達だったが、今回は東京の御三家中学の1つに通う今までとはタイプが違うどちらかと言うとがり勉タイプの少年だったので少し驚いた。
ヤンキーダイバーとは正反対の身体よりも頭で考えるタイプ

2週間どうなることやらでまずはアポ島でダイビングしたが、気に入ってくれたようで翌日もダイビングしたい、来週もまたダイビングしたいと言ってくれた。
普段はリアクション薄いみたいなのだが、綺麗な海でテンション上がったみたいで母親にもダイビング後テンション高く喋りまくっていたようだ。
はじめてのボートダイビングで入る前など手が震えていたがドゥマゲッティを選びわざわざここまで来る行動力がある子なので緊張はしているが案外素直にすぐに行動するのは素晴らしい。
頭でがちがちに考え理論武装してしまう前にダイビングをやっているのが幸いだと思う。何事もバランスが必要だ、ダイビングをやる上でもバランスが重要。
頭ガチガチではダイビングも上手くできない、頭と身体、心と身体のバランスが上手く取れないと海の中ではなかなか難しい。理屈や理論ではダイビングはできない。机上の空論は通用しない。

最近の若者がだんだん海に馴染めなくなってきて、ダイビングを最初やる時にすごく苦労する傾向があるのでそれに僕は危機感を感じている。
それはこれからの日本の若者の行き先にも僕は通じていると感じる。

2週間のうち4日間ダイビングをした。
2日間でアドバンス講習をやりあとの2日はファンダイビング
日本で最初のライセンスを取得してきたようだが、あまりしっかりと教えてもらっていないようで肝心なことがかなり抜けていて最初大丈夫かな??っと思ったが、しっかり丁寧に教えるとすぐにできるようになった。
今の若者は返事だけは良いし、相手のことを考え気分悪くさせないように大人しくしたり、礼儀正しくするのはすごく優れている。
ただ実は本人は理解もしくは納得していないし、わからないと言わない
はい、はい言うので「本当に理解している??納得できている??」と毎回聞き、「じゃあそれってどういうことかな??説明してみて」と言うとやっと理解していませんでした、実はわかっていませんでしたと言ってくれる。
一度や二度そういうことがあり、こちらがさらにわかりやすく説明して、実際にやってみせるとやっと信用してくれたのか次からはあまり時間がかからなくわからないことを言ってくれる。
失敗させてみないと、それを認めさせて、納得させて、どうしたら良いのか自ら考えさせやらせてみないとちゃんとできるようにはならない。

まあ今はできなくたって良い、ただそれを理解してどうしてそういう風にした方が良いのかを考え、すべての物事には理由や意味があるのだと気付かせることが重要。
ダイビングでやることにはすべて意味と理由がある。

「この4日間のダイビングで何が一番楽しかった??」と聞いたら、アドバンス講習の「コンパスナビゲーションが自分が思っていた以上にできたことです。少しは成長したかと思います。」
との答えが返ってきた。
これからの日本の未来は決して明るいものではないことは15歳でも十分気付いている。
その中で必死に成長しようと、将来に向けて何がやれるかを考えている
うちはダイビングだけを教えるダイビングショップではない。

実際にこの少年が一番興味を持ち積極的に何度も質問してきたことがダイビングのことではない。ダイビングに来ているのにも関わらず、どうやって英語を僕が学んだか??とこれから先の日本はどうなるかや、世界はどうなっていくかだ、そのために自分はどうしたら良いのか?
彼らの世代にはこれが常に付きまとう
僕は中学の時から独学で英語を勉強した。特にラジオで勉強し、音楽、映画、テレビも副音声にしすべて英語で聞いていた。聞こえてくるもの、見えてくるものをなるべくすべて英語にした。そうすると英語に疲れなくなるし違和感がなくなりそのうち聞こえてくる。アウトプットは高校生になり夏休みや冬休みに一人でフィリピンに来たり、ヨーロッパを周ったりしていた。
そう話したら彼も「今日からやってみます!」と急にやる気になりダイビングの帰りに映画みてくるのでモールで降ろしてくださいと、本当に英語で映画を見に行ったようだ。(フィリピンは字幕なし全部英語でアメリカからそのまま来るので日本よりも上映が早い)

一回自分が納得して動き出すといろいろなことが雪解けのようにすぐに溶けて行きドット流れ出す。若いとそれがはやい
ダイビングもここ4日間で結構上達したと思う。
最後流れが少し速いところに挑戦させたが戸惑いながらもこの4日間教えたことができるようになっていたのでちょっと大変でしたと言いながらも何とか形になっていた。
知らず知らずのうちにたくましくなっていて、がり勉眼鏡から笑顔が溢れてきた。


英語もダイビングも何事にも通じているが、ただただ机の上で勉強するだけでは偏って極端な方向に行ってしまう。
身体も心も頭も使って動いてみてはじめて見えて来る、出来てくることがある。
ダイビングは自己責任のレジャー、自分で考え自分で自分自身に責任を持ち行動する必要がある。
英語も欧米から来ているので自ら考え自らの言葉で話す必要があり自分に対する責任と行動というのを小さい頃から学んで来ているというベースの下にある言語だ。
英語もダイビングも日本人が最も苦手とする考え方の下になりたっている
日本のこれまでの教育では世界に通じる人材を育成するのはなかなか難しい。
なのでこうやって15歳の少年でも自ら考え海外に出て英語やダイビングを学ぶ必要性を感じている。
英語やダイビングを学ぶ本当の意味、何故自分に必要だという理由そういうことを自ら考え行動できる人が日本にもどんどん増えていき、外に出て内を知ることができるバランス良い日本人が増えていけば日本の未来も明るいと思う。

子供を学ばさせてみたい

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