ドゥマゲッティーがあるネグロス島は
島の耕作可能地のほとんどがサトウキビのプランテーションというフィリピンの砂糖の産地として名高い島です。
この島でフェアトレードによって、農民の自立支援を支えてるのが、マスコバド糖
サトウキビを丸ごと絞り、時間をかけてゆっくり煮詰め自然乾燥させた粉末状の黒砂糖。
フィリピンでは、お菓子作りや伝統的な料理でマスコバド糖が使われています。
サトウキビの美味さがギュッとつまったコクのある味に、
さらに、白砂糖では通常精製を通して失ってしまう主要な栄養素を含んでるのが特徴。
特にカルシウムやマグネシウム・鉄分などミネラルが豊富で、クセのない味はどんな料理にもつかいやすく、さまざまな素材の味を一層引き立ててくれます。
最近はローフードとしても注目を集めています。
そんなマスコバド糖を使ったお土産品が、ドゥマゲッティーで一番大きいショッピングモール、ロビンソンで堂々と売られています!
(お姉さんもどこか誇らしげです)
オーガニックで100パーセントのマスコバド糖や
マスコバド糖パンケーキシロップ
マスコバド糖を使ったバナナチップスや、パンの実、こっちのサツマイモや
サトイモのようなもののチップス
苦瓜、ドリアンマスコバド糖クッキー、ポッキーのようなお菓子などなど
チップス類は試食もできるし、ただのチップスやお菓子と思って侮るなかれ!
砂糖が美味しいだけでこんなにも美味しくなるのー!ってくらい
マスコバド糖、旨いんです!!
かつて1980年代に砂糖の国際価格が大暴落し、
当然砂糖の島ネグロス島は大ダメージを受けました。
みんなが失業し、10万人もの子どもたちが飢え、大変な事態となったことが報道されました。
そこでの援助のあり方として考えられたのが、ネグロスで伝統的製法でつくられてきたマスコバド糖の日本への輸入でした。
このマスコバド糖はネグロス島の救世主であり、無くてはならない
ネグロス島の誇りです。
もっと広めていきたい!
単純に白砂糖の害を考えても、マスコバド糖はヘルシー、安全で
かつ美味しい。
ドゥマゲッティーに来たらマスコバド糖をお土産に買って帰りましょう!
そういうことが身近に出来る、最も簡単なエコであり、ボランティア活動です。