広く静かな図書館のような空間で1人読書にふける
友人や恋人と静かなプライベート空間で会話を楽しむ
この当たり前のようなことがなかなかフィリピンでは実現し難い
どこに行ってもうるさい
席と席の感覚が狭く、周りの席の人の会話が気になってしょうがない
そんな経験はフィリピンあるある
この希望に答えたかったのかわからないが
無駄なものはなく、シンプルにプライベートで
静かなで広い空間を実現したのが新しくできたこのカフェ
無駄なものは排除していて、サービスもセルフで
店員すら席に来ることはめったにない
静かな空間が本当にないフィリピンにとって
これはなかなか貴重
静かに物思いにふけらせていただき
そこそこ美味しいビビンパをいただいた。
いたって普通なフィリピンアイスティーが95ペソしたのには
少々戸惑ったが
場所代だと思えば許せる
一見オシャレに見える二階建てベット風の座席も
よく見ると昭和な裸電球の下、ちゃぶ台を囲む家族のような
感じでどこか懐かしい。
こういうのもフィリピンでうけるとはなかなか面白い
韓国にもこういうノスタルジーがあるのだろうか?
フィリピンにいるが韓国人経営の静かなカフェで
ただ1人物思いにふけっている日本人である自分は
果たして日本人であることすら忘れて、自分が何者でもない
ような不思議な感じになる
この浮遊感というか、どこにも属さない感じを
今は楽しみたい。
今はただ静かに何者でもない自分で頭をからっぽにしたい。
このカフェを出る時はまた何者である自分を背負って行かないといけない
せめて今は放っておいてもらいたい。