我が町ドゥマゲッティがあるネグロスオリエンタル州の海岸線沿いはダイビングポイントが数多く点在し特にドゥマゲッティの南側のダーウィンやサンボアンギータは珊瑚の種類も豊富生物層もすごく豊かで世界中のダイバーに愛されている
しかし、逆の北側のポイントは一部のポイントは珊瑚が群生していて生物も豊富だが南ほど珊瑚が育っていなく、保護区も少ないのでそれ以外のポイントは砂地や泥地が多く一見ダイビングする必要がないほどと考えられてきた。
地元の人はダイビングはしなく、もっぱら漁や泳いでいるだけなので、僕らのようなクレイジーダイバーの考えていること、欲しているものが全く理解できなく、ポイント開拓旅に行っても「ここは何にもいないよー」と言われてしまうが実はそういう所の方が人が荒らしていないので狙い目なのだ。
同じダイバーでもしっかりした目、どれが珍しい生物か、これはどのような生物かの目利きがしっかりでき、しかも自ら探すことができないとこういう秘境ポイントは「やっぱり何もいなかった」で終わってしまう。
しかししっかりできる人にとっては宝の山なのである。
今回は毎年訪れるクレイジーダイバーの1人うちの母と一緒に北側の秘境ポイント開拓旅に出かけた。
北側のポイントは泥地や砂地が多くよーく探さないと何にも見つからないのでなかなか難易度が高い。
特にハゼの種類が豊富で南側もいるがそこまで種類や数が多くないのでこの北側のハゼ天国の発見は貴重だ。
特に今回は暗い、黒い泥や砂の中でひと際光り輝く黄色系ハゼが何種類か見れたので満足だった。
ギンガハゼ!と思ったがおそらく違う
フタホシタカノハハゼ
偶然撮れたがもしかしてこのすぐ横にある小さな者たちは赤ちゃん??
ミジンベニハゼ
そういえばお腹が透き通っていて卵らしきものやちょっとお腹大きい?
いつもより動かなかったので産卵中か直後か赤ちゃん達を守っている様子
この黄色いのは何ハゼだ??
フタホシタカノハハゼともまた違う模様や姿形をしているはず
黄色いハゼにもいろいろな種類がいるのでそれをすべて見分けられるようになりたい。
砂地や泥地なので中に隠れる生物も豊富
暗い所からいきなり白い怖いやつが目や口だけ出していると不気味過ぎる!
なかなか逃げないのでなるべく姿を露わにしてしまった。
やっぱり怖い!
アップはなかなか怖いが、よく見るとユニークな顔で滑稽にも見える、なかなか味のある顔、味は美味しいんだろうか??
母に何を見たいかと聞いたら「ウミウシ!」と言うのでウミウシを探していたら、綺麗なウミウシを発見したのにも関わらずダイビングが終わるまでこれがウミウシだとは気づかなかった様子(笑)意味ないなー
流れがなかなかあったので風に激しくなびく髪みたいになってしまったがなかなか斬新で芸術的
この日は透明度があまり良くなく、流れも少し強かったのでなかなか過酷な状況だったが、それでも面白い変な生物がいろいろいるネグロス島
他にダイバーがほとんど潜っていないのが良いのか、この環境、海況条件が良いのか毎回レアで変な生き物のオンパレード
親子で変な水中生物探しもなかなかオツである
あっと驚く誰も見たことがない生物を見つけたいという願望は果てない
このネグロスならきっといるはずだという期待ができる
いつか未知の生物との遭遇を果たしたい!
探求は探検は冒険は尽きない、いくつになろうとも冒険心は欠かさない五十嵐親子でした。